〈head〉 〈head〉

苔の本棚blog

読書や趣味など大好きなことについて記事を書いています。4月から社会福祉士として働いています。

「why型思考」が仕事を変える〜世界が180°変わって見える

f:id:ryota24k:20200913062655j:image

 

おはようございます。

今日紹介するのは、細谷巧さんの

【「why型思考」が仕事を変える】です!!

 

本書のテーマ:「考える」とは何か

「考えること」「頭を使うこと」を具体的に示すために本書では工夫を凝らしました。それは「考えていないこと」「頭を使っていないこと」との徹底的な比較によって「考えること」「頭を使うこと」の特徴をあぶり出すことです。(p4)

本書では、この「考えていないこと」「頭を使っていないこと」をwhat型思考と呼び、「考えること」「頭を使うこと」をwhy型思考と呼んでいます。

 

「why型思考」と「what型思考」の違いとは

f:id:ryota24k:20200913064636p:image

まずwhyですが、これは「なぜ?」が物事の理由を問う言葉であるから、ある事柄が起こっている理由や背景といった目に見えないものを指します。これに対してwhatとは「何?」という問いが具体的なものやこと、あるいは表面上に見えている具体的な1つ1つの事象のことを指す(p50)

つまりwhy型思考は「目に見えない部分」を重視する考え方で、what型思考とは「目に見える部分」を重視する考え方だと定義しています。

why         what

・目に見えない       ・目に見える

・背景や原因        ・結果

・目的           ・手段

 

 

物事には全て「結果と原因」が存在する。つまりwhatwhyが存在する。

例えば毎日のニュースとして新聞やテレビで取り上げられる事象がwhatですが、その背後にはそれが起こった原因や背景、つまりwhyがある

「原因と結果の法則」というベストセラー本があります。世の中に起こる物事は全て原因があるというのは周知の通りです。だからこそ、物事そのものを見るだけでなく、原因や背景を考える習慣をつけましょう「なぜ?」という言葉はwhy型思考への扉を開く言葉です。

f:id:ryota24k:20200913071308j:image

 

 

why型思考で質問が上手くなる!

質問にもwhat型とwhy型がある

まずwhat型の質問とは、文字通り「○○って何ですか?」とか、「○○ってどこにありますか?」など大抵の場合簡単な名詞か短文で答えられる質問です。

続いてwhy型というのは「どうしてこうなったか」とか「なぜその計画なのか?」といった文字通り「なぜ?」という理由や背景を問う質問のことです。

よく1年目の時などに上司から「質問するなら今のうちだよ」などと言われたことありませんか?日本人は特に「質問は分からない人がすることで、恥ずべきことだ」という認識が強いと言われています。

確かに入社して数年経って「○○ってなんですか?」と聞くwhat型の質問は恥ずかしいことかもしれません。

しかし「なぜ○○なんですか?」というwhy型の質問は恥ずかしいものではなく、むしろ本質的な質問なため非常に大切な問いとなります。

 

まとめ

what型思考とwhy型思考の違いが分かるだけでも、世界が変わって見える!

いつも当たり前に見えていた景色や、日々流れてくる膨大な情報に対する捉え方が変わります。つまり目に見えている部分(what)と、目に見えていない部分(why)を切り離すことで、物事の本質を見ることができます。

仕事で活用できますし、何か勉強するときもwhy型思考をすることで深い学びに繋がると思います。

本書には今回紹介したこと以外にも、whatとwhyの違いが書かれているので、さらにwhy型思考を知りたい人ぜひ本書を手に取ってみてください!

難しい言葉はほとんど出てこないので、小中学生でも読める内容だと思います!!

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!