RENGE〜知識の幅が最強の武器になる
【RENGE〜知識の幅が最強の武器になる】
【結論】
- 自分の専門外のことにも興味を持ち、様々な経験をして視野を広げよう。
- 1つの知識を抽象化して、全く別の分野でも汎用できる人になろう
【要約】
・優秀な人ほど多様な分野でキャリアを持っている
👉幼い頃から専門分野を絞り、徹底的に練習する指導法は今でも行われています。しかし筆者は、専門分野を絞るのはいくら遅くても良いと述べています。理由は、興味のある分野を色々経験していれば自ずと自分の好きなことが専門分野になるからです。
・専門家が陥りやすい罠
👉それは視野の限定です。知識の深さはありますが、「幅」が無いと視野が狭くなり、自分の考え方に執着してしまいます。気がつかないうちに考えが偏っていたりするのです。
そうすると、全く新しい問題に直面した時に自分の考えを客観的に捉えることが難しくなります。
視野を広くする意味でも、知識の幅を広げましょう。それは専門外のことを学ぶことで広がるのです。
・ムダなんてない
👉何事も本気で取り組めばムダなんてものはありません。たとえその分野で全く成功できなくても、自分のスキルとして残り続けるのです。
たとえば、Showroomの前田裕二氏は昔、街で弾き語りをしていました。なかなか足を止めてくれる人はおらず、音楽の道では食べていけませんでした。しかし、その経験を活かして今は夢を叶える場所を作るビジネスをしています。
・既存の知識を、まったく違う分野でも活かせるようになろう
👉自分が経験して学んだ知識を、抽象化する習慣をつけましょう。
抽象化とは、『一般化』するということです。
例えば、自分の経験の中に「夏休みの最終日まで宿題をやらず、結局終わらすことができなかった。もっと計画的にやるべきだった。」というエピソードがあるとします。この教訓を抽象化すると
「計画的に物事を進める」
「後回しはいけない」
などが挙げられます。
この教訓は、夏休みの宿題以外にも当てはまる教訓になります。これが抽象化なのです。
抽象化する習慣をつければ、自分の経験全てが学びになります。
抽象化する習慣をつけるために
👉頭の中を言語化するようにしましょう。日記を書いたり、本を読んだり映画を観たら感想文を書いたりする。そうすることで自分の日常や感情を言語化する習慣がつきます。言語化し、それを先ほどの例のように「抽象化」しましょう。
レビュー✍️
めちゃくちゃ面白かったです!!
ここで紹介したこと以外にも、「フェルミ推定」や「1万時間ルールの罠」など他の本では書いていないことがたくさんありました。
しかも全て最新の研究で示されている。
ー色んな分野に興味のある人
ーこれなら何か勉強しようと思っている社会人
ー時間を持て余している大学生
には特にお勧めの本です。
結局、「メモの魔力」が最強かも
今日のブログで紹介した、「抽象化」「汎用」について詳しく、さらに分かりやすく書かれています。この本を読めば、言語化する習慣を身につけることができるので、めっちゃオススメです!!!