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苔の本棚blog

読書や趣味など大好きなことについて記事を書いています。4月から社会福祉士として働いています。

【世界トップエリートのコミュ力の基本】を読んだ

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【結論】

インプットとアウトプットを駆使して、コミュ力を高める。

 

 

 

コミュ力=質問力である

質問は、「良質なインプットをするためのアウトプット」とも言い換えられます。

質問の答えを得る=インプット

質問考える=アウトプット

このようなイメージです。

質問するという行為は、コミュニケーションの核となる要素を結集させた行為なのです。

 

著者は、1万人にインタビューを行った質問のプロ

著者のムーギー・キム氏は、世界の著名人を対象としたインタビューを多数行い、経済誌のコラムやブログで発信しています。まさにインプットとアウトプットのプロです。

 

要約

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文章でのアウトプットを高める

  • 文章は、最初と最後を合わせる

 👉読み手は、効率よく情報を得たいと考えます。長々と書くのではなく、結論を先に書き、根拠、具体例を書いて最後にまた結論を書く。

 

  • 時事性オリジナル読みやすさを大切にする

 👉時事性は、興味を持ってもらうため旬な話題を書く

 👉「自分らしさ」が文章に付加価値がつく

 👉文章の間隔、具体的な言葉など、抽象的すぎない文章にする。

 

  • 文章は削るほど美しくなる

 👉これ以上削らないところまで削ることで、文章に深みがでる。イメージは、彫刻で削りながら作る彫刻芸術のような美しさをイメージする

 

 

正しい情報を得るインプット

  • 自分の[内集団バイアス]を自覚する

 👉内集団バイアスとは、「自分が所属する集団を正当化させてしまうこと」つまり、自分の意見や自分の価値観を客観的に見れないことが少なくない。

 

  • 今のメディアは偏見を加速させる

 👉メディアはアクセス数を集めることが目的で記事を書く。そして人々は教訓より共感を求める。つまり人々は自分が共感できるコンテンツにしか触れなくなる。だから無意識に偏見が強化されていく。

 

  • 何を知りたいのか。目的を明確にする

 👉読書、インタビュー、新聞など全てのインプットの機会において、目的を明確にすることでいつでも軌道修正ができる

 

 

レビュー✍️

アウトプットについて書かれているだけあって、文書は読みやすく、ユーモアもあり楽しく読むことができました。しかし、著者の頭が良すぎます。

「ここまでできるか?」と思うくらい徹底したルールもありました。(答えがある程度決まっている質問は絶対にしない。など)

 

ただ、良い質問することは難しいですが、良い質問が出来る人はコミュニケーション能力が高い。というのは非常に納得できました。そして自分にその質問力が無いということも(笑)

 

質問力をつけるためには、インプットとアウトプットの質を高める必要あると学べます。

  • 仕事で人を相手にする人
  • 発信力をつけたい人
  • 質問が苦手な人

には特に読んで見てほしい本です。