【世界トップエリートのコミュ力の基本】を読んだ
【結論】
インプットとアウトプットを駆使して、コミュ力を高める。
コミュ力=質問力である
質問は、「良質なインプットをするためのアウトプット」とも言い換えられます。
質問の答えを得る=インプット
質問考える=アウトプット
このようなイメージです。
質問するという行為は、コミュニケーションの核となる要素を結集させた行為なのです。
著者は、1万人にインタビューを行った質問のプロ
著者のムーギー・キム氏は、世界の著名人を対象としたインタビューを多数行い、経済誌のコラムやブログで発信しています。まさにインプットとアウトプットのプロです。
要約
文章でのアウトプットを高める
- 文章は、最初と最後を合わせる
👉読み手は、効率よく情報を得たいと考えます。長々と書くのではなく、結論を先に書き、根拠、具体例を書いて最後にまた結論を書く。
- 時事性・オリジナル・読みやすさを大切にする
👉時事性は、興味を持ってもらうため旬な話題を書く
👉「自分らしさ」が文章に付加価値がつく
👉文章の間隔、具体的な言葉など、抽象的すぎない文章にする。
- 文章は削るほど美しくなる
👉これ以上削らないところまで削ることで、文章に深みがでる。イメージは、彫刻で削りながら作る彫刻芸術のような美しさをイメージする
正しい情報を得るインプット
- 自分の[内集団バイアス]を自覚する
👉内集団バイアスとは、「自分が所属する集団を正当化させてしまうこと」つまり、自分の意見や自分の価値観を客観的に見れないことが少なくない。
- 今のメディアは偏見を加速させる
👉メディアはアクセス数を集めることが目的で記事を書く。そして人々は教訓より共感を求める。つまり人々は自分が共感できるコンテンツにしか触れなくなる。だから無意識に偏見が強化されていく。
- 何を知りたいのか。目的を明確にする
👉読書、インタビュー、新聞など全てのインプットの機会において、目的を明確にすることでいつでも軌道修正ができる。
レビュー✍️
アウトプットについて書かれているだけあって、文書は読みやすく、ユーモアもあり楽しく読むことができました。しかし、著者の頭が良すぎます。
「ここまでできるか?」と思うくらい徹底したルールもありました。(答えがある程度決まっている質問は絶対にしない。など)
ただ、良い質問することは難しいですが、良い質問が出来る人はコミュニケーション能力が高い。というのは非常に納得できました。そして自分にその質問力が無いということも(笑)
質問力をつけるためには、インプットとアウトプットの質を高める必要あると学べます。
- 仕事で人を相手にする人
- 発信力をつけたい人
- 質問が苦手な人
には特に読んで見てほしい本です。